「“頭金が必要”とよく言われますが、自己資金がなかったら本当にマイホーム購入は無理なのですか?
【回答】
住宅ローンの専門家を名乗る方の記事や著書やコラムなどには、例えば「最低でも2割の頭金を準備しましょう」という言葉がよく書かれています。
しかしその理由の多くは「将来売りやすくなるため」というのが大半です。
夢のマイホームを買った時点で、将来売ることなんか考えている人はほとんどいません。
将来売りやすくするためであれば、返済中にこまめに一部繰上返済をしていくという手段もあります。
ただし、自己資金の割合が高ければ住宅ローンの金利を割引く銀行があります。
その点は自己資金を多めに準備することのメリットだといえます。
以下は私の個人的意見です。
自己資金が少なくても、住宅ローンの返済に問題がなさそうであれば、早めに購入することをおすすめします。
そうすることによって定年退職前に完済、またはその時点での残高を最小にすることにつながっていきます。
よって「自己資金がないとマイホーム購入は無理」という言葉は、私自身は必ずしも正しくはないと考えています。