朝晩が涼しくなり、過ごしやすくなってきましたね。
福岡MPオフィスの松股です。
先日ある業者様が、お客様のローンの審査が
通らないとのことで、ご相談に来られました。
話を聞くと、金融機関2社に審査をかけたところ、
1社で否決、1社で大幅減額回答とのことでした。
原因は申込者の年収に対して借入金額が大きいことに加えて、
既存のローンにもあるようでした。
申込者には現在返済中のマイカーローンがありましたが、
その返済予定表を紛失していて借入残高が分からなかったこと、
そしてその返済額を入れると審査上の返済比率オーバーに
なることから、結局申込書には既存のローンの内容を一切書かず、
「バレなければいいな」の感覚で提出したそうです。
ここに大きな問題があります。
既存の借入内容は、隠しても絶対にバレます!
しかも申込み時に申告がなく、審査する側でそれが分かった場合、
申込者の信用度が一気に低下してしまいます。
一旦信用度が低下すると、それを回復させるのは非常に困難です。
これがクレジットカードでのショッピングなど小口のもので件数が少なければ
さほど問題ではありませんが、金額が大きいとなると、意図的に隠したと
思われても仕方ありません。
幸いこのお客様は親の援助でマイカーローンを完済できるとのことなので、
他の金融機関で審査を進められることになりましたが、
出来れば既存のローンがあるときはその内容をしっかり把握して
申込書にその内容を書くべきです。
詳しい内容が分からない時は、おおよその数字でも構わないので、
申込み時に金融機関担当者に申出をするという方法もあります。
そして返済負担率に影響するようであれば、そのローンを完済できるのか、
お客様にしっかりと確認する必要があります。
信用情報に登録されている借入情報は、隠しても絶対にバレます。
業者様は重々お気をつけ下さい。
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