福岡MPオフィスの松股です。
昨日、今日と、長期金利上昇についてニュースで取り上げられていますので、
それについてブログに書き込みます。
以下は昨日のニュースからの抜粋です。
住宅ローンなどに影響・・・長期金利が“急上昇”
テレビ朝日系(ANN) 5月14日(火)11時50分配信
住宅ローンや企業への貸出金利の目安となる長期金利が一時、0.8%台まで急上昇し、景気を悪化させる懸念が浮上しています。
甘利経済再生担当大臣:「金利が上昇すれば、国債の利払いに跳ね返ってくるわけであります」
金融市場では、値上がりが続く株式に資金を回すため、国債を売る動きが加速しているとみられます。これにより、長期金利の指標とされる10年物国債の利回りは、13日に続いて一時、0.8%台まで上がりました。日銀は金融緩和策によって長期金利を引き下げようとしていますが、先月初めの0.5%程度から上昇しています。金利の上昇は企業への貸し出しを減らすとともに、国の財政をさらに悪化させることになります。また、大手銀行は今月に続き、来月も住宅ローン金利の引き上げを検討しています。
このニュースを見ると、今後の金利動向が気になりますよね。
これから住宅を購入しようとする方や、現在変動金利で返済中の方の中には、
不安になる方もおられるかもしれません。
しかし、このニュースを気にする必要がある方は
「これから住宅を購入し、固定金利で住宅ローンを組もうとする方」です。
なぜなら、長期金利の動向は、固定金利に影響するからです。
(変動金利への直接の影響はありません。このことは、あとで書きます)
安部政権発足以降、長期金利上昇のニュースは
マスコミでよくとりあげられています。
(消費者には大変興味深いネタですからね~)
ただし報道されるのは上昇した時だけです。
実際は上昇や下降を繰り返しているのが現状なのですが、
下がったときはニュースにはなっていません。
今回のニュースでも「大手銀行は・・・・・・・・住宅ローン金利の引き上げを検討」
という言葉で締めくくられています。
そんなに消費者を煽りたいのでしょうか?
・・・・最近でも小幅ながら引き下げられた時もあったのに。
現在変動金利で返済中の方から、今後の金利動向を心配する声をよく聞きます。
ここで知っておいて欲しいことは、長期金利の動向は、住宅ローンの変動金利には、
直接は影響しないということです。
変動金利の動向は短期金利を基準にしており、 短期金利は日銀の金融政策で
コントロールされています。
金利の指標が、固定金利とは異なるのです。
よって今回のニュースが、変動金利に直接影響を与えるということはない
ということを、ご理解ください。
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