(このブログは2013年9月4日に書かれたものです)
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福岡MPオフィスの松股です。
さて今回のタイトルですが、最近もこの2つの銀行の比較についての質問や相談が絶えません。
質問や相談まで至らずとも、それに関するキーワードからこのホームページを閲覧される方も、最近特に増えています。
そこで私の個人的な見解ですが、一つだけここで書き込みをします。
それは
「固定金利を検討する場合、西日本シティ銀行より福岡銀行を選ぶべき」
ということです。
理由は2つあります。
第一に、西日本シティ銀行で固定金利で返済中の場合、繰上げ返済に対して違約金制度がある
ことです。
(私は数多くの金融機関の規定を把握していますが、繰上返済に関する規定として固定金利の返済者全員に違約金制度を設けているのは西日本シティ銀行だけです。)
なお、西日本シティ銀行が特に止むを得ないと認め免除を承諾した場合は、違約金は発生しないとのことです。
これには家(担保)を売却しての完済などが含まれます。
では、西日本シティ銀行より金利が低い、他の銀行への借り換えはどうでしょうか?
残念ながら、これは違約金の対象になります。
そのときの残債や残り固定期間にもよりますが、いくらかの違約金が発生することもあるわけです。
これを見ると、固定金利で返済中のお客様は銀行の規定に縛られている感じもしますね。
次に、当初特約期間後の金利優遇についてです。
2つの銀行とも特別優遇制度を設けています。
福岡銀行=プレミアム、西日本シティ銀行=V-class というもので、一定の条件を満たせば、金利が優遇される制度です。
2つの銀行の大きな違いは、その対象者の固定期間終了後の金利優遇幅にあります。
福岡銀行:
特約機関終了後は基準金利より1%から最大1.4%(エコ住宅)引下げた金利を適用
(金利引き下げの申請によって優遇幅が決まります)
西日本シティ銀行:
特約機関終了後、基準金利より1%の引下げ
なおエコ住宅は1.1%の引下げ
このように借入れする方の内容次第で、金利優遇幅が異なるのです。
この2つの銀行で迷っている方で固定金利を検討する方、以上の点にご注意ください。
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