福岡MPオフィスの松股です。
来年4月に消費税が8%にアップすることからか、
まだまだマイホーム業者の宣伝広告が目立つ気がします。
新聞の折込チラシも相変わらず住宅関係が多いですね。
(画像は先週末に自宅の新聞に入っていたチラシです)
特に完成間近(または完成済み)の建売住宅や新築マンションは、
「まだ消費税5%に間に合います!」というセールス文句が
必ずと言っていいほど使われています。
これは来年初頭まで続くことでしょう。
(来年は住宅ローン減税制度が拡充されることから、消費税8%になっても
来年買うほうが得をするというケースもありますが、それは年収や家族構成に
よるものであって、該当するのは少数なのです。)
そこで当社の立場から、皆様に気をつけていただきたいことがあります。
当然のことですが、住宅ローンを利用する方は
「正式審査で承認を取らないと、物件の引渡しまで進まない」
よって
「事前審査申込みの段階で早めに動かなければいけない」
ということです。
3月末までに物件の引渡しを受けるためには、マンションなら遅くても
3月20日頃まで、建売住宅なら遅くても3月半ば頃までには正式審査の
融資承認を取っておかなければなりません。
毎年のことですが、2月から3月にかけては金融機関への申込みが集中し、
審査が混み合うことから、審査結果が出るまで普段以上の日数を要します。
ましてや今回は消費税率アップの時期なので、これまで以上に混み合うことが
十分に考えられます。
5%の消費税に間に合わせることを考えてスケジュールを逆算すると、
以下のことが言えます。
・2月初旬には事前審査の申し込みを済ませ、中旬までには承認を取ること
・3月初旬までに正式審査の申込み(本申込み)を済ませること
・建売住宅の場合はそれぞれ上記より1週間以上早めて申込むこと
・フラット35の場合、窓口によっては金消契約から融資実行までの間隔が
様々なので、上記よりも早めのスケジュールを組み立てること
審査に何ら問題のない方は、上記スケジュールで5%の消費税に間に合いそうです。
問題は審査に懸念材料がある方です。
・個人信用情報に問題がある
・年収に対して借入金額が大きい
・勤続年数が短い など
この場合、事前審査の結果が出るまでかなりの日数を要します。
その結果が必ずしも「承認」とは限りません。
承認を取れなければ、他の金融機関でやり直すしかありません。
ここは業者様にも気をつけていただきたいのですが、
審査難航が予想される案件は、審査に通りそうな金融機関を
慎重に選別して申込まないと、
5%の消費税に間に合うお客様でも間に合わなくなる
という恐れがあるのです。
(片っ端から「とりあえず申込んでみましょう」は絶対にやめてください)
当社では各金融機関の審査スタンスを十分に把握していますので、
ひと工夫すれば審査に通りそうな方であれば、最短の近道で
融資承認を取り付けています。
一般の方や業者様に限らず、審査に心配事があり、なおかつ
5%の消費税に間に合わせたい方は、出来るだけ早めに
当社にご相談ください!
これから住宅購入をお考えで審査に不安がある方や
そのようなお客様と商談中の業者様、
事前審査の段階からもたもたしていると、
3月中の引渡しに間に合わなくなりますよ!
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