福岡MPオフィスの松股です。
画像は今朝(2013年12月11日)の新聞からです。
以前からニュースになっていましたが、これまで購入価格の9割までが
融資限度額だった【フラット35】が、来年度から10割融資になる予定です。
これまでも何度か10割融資は実施されていましたが、今回は消費税増税に
よる消費の冷え込みへの対策としての予算案です。
これで不動産業者や当社にとって、仕事がしやすい環境になるか?
記事をよく見ると、多少の警戒が必要のようです。
記事に赤枠で囲っている部分
「10割融資を受ける場合は、過去の収入や職業などに関する審査を
厳しくし、金利も上乗せする」とあります。
例えば、勤続年数が短い方や小規模の勤務先に勤めていて民間金融機関の
申込みが困難だった方
これまでは勤続年数や職種の規定がないフラット35で申込むケースが
多かったでしょうが、今後そのケースで10割融資を申込んだ場合、
否決される可能性が高くなるのでは?という恐れがあります。
以前、フラット35Sの優遇幅が大かった時期(当初10年間は適用金利より-1%)、
申込みが殺到し、属性の弱い申込者への審査が厳しくなりました。
事前審査は「承認」でも本審査で「否決」という案件が急増しました。
2~3年前のことなので覚えている方も多いと思います。
今回、10割融資になって使いやすくなるとはいえ、審査の面においては、
しばらく注視する必要がありそうです。
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