こんにちは。
福岡MPオフィスの松股です。
住宅ローンは、数あるローンの中でも、最もシビアに審査されます。
何千万円というお金を何十年にわたって貸出すことへの審査なので、見方が厳しくなるのです。
・過去にクレジットや携帯通話料を延滞したことがある
・借入希望金額に対して年収が少ない
・マイカーローンや教育ローンで数百万円借りて現在返済中
・カードローンの借入残高があり現在返済中
・自営業者で申告所得が少ない
・勤続年数が短い など
上記に該当する方は、資金計画によっては審査が難航する可能性が高いといえます。
よくある話ですが、審査に不安な点があるとします。
でも住宅業者から「出してみないと分からないので、とりあえず申込みましょう」と言われるケースがあります。
そこで審査に通ればよいでしょうが、通らなかったら次の金融機関に申込んでみる、というのが、
よくあるパターンです。
そうやって、何も対策をせずむやみにあちこちの金融機関に申込む、これは絶対に避けるべきです。
なぜならば「ある金融機関に申込みをした」という履歴が、個人信用情報登録機関に半年間残るからです。
(しかも審査をした保証会社には、申込んだ時の記録が永久に残ります。)
住宅ローンの審査の際、必ず個人信用情報を調査されます。
それによって現在の借入状況や過去のクレジットの返済状況などをチェックされるのです。
その中には、下の画像のように最近半年の照会履歴も記載されています。
今年(平成27年)の6月1日に取り寄せたシー・アイ・シーの情報ですが、
・5月14日に全国保証
・5月29日にふくぎん保証
それぞれで個人信用調査があったことが分かります。
保証会社の調査があったということで、住宅ローンの申込みがされたということが分かるのです。
この件数が増えると、履歴をみた保証会社は、
「よそで断られたからウチに申し込んできた」と推測することがあります。
保証会社の中には、この履歴が〇件以上あれば、即お断りというところもあるのです。
だから「審査に不安がある方は、むやみに申込むべきではない」
ということが言えるのです。
しかしA銀行の審査には落ちたけど、B銀行の審査には通った、ということが時々あります。
それは審査をする保証会社によって、審査の見方が様々だからです。
審査に不安がある方の申込みを当社がフォローする場合、画像にあるような各保証会社の審査スタンスを見て、審査が通りそうな保証会社をピックアップして、申込みます。
加えて、8/10のブログにあるような文書を付けて、申込書を出すこともあります。
審査に不安があるけど、なんとかマイホームを買いたい!という方の気持ちは分かります。
お客様の審査がどうにか通りますようにと願う住宅販売業者様の気持ちも分かります。
でもその場合、何も対策をせずに片っ端から申込むことは、絶対に避けましょう!
最悪の場合、一生マイホームが買えなくなることもありますよ!
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