福岡MPオフィスの松股です。
前回のブログと重複するところがありますが、今回は高金利の住宅ローンではなく通常の金利の住宅ローンについて書きます。
当社には審査に通らなかった方からの相談や、審査に不安がある方からの相談が、多く寄せられています。
その中で特に多いのが、
・ある銀行に申込んだが、融資承認金額が借入希望額に届かなかった。
・過去にローン返済を延滞したことがあったため、審査に通らなかった。
という内容です。
その対策について、簡単ではありますがお伝えします。
(年収に対する借入希望額に不安がある場合)
①住宅ローン(他に返済中のローンがあればそれも含む)の返済額が収入に対して何%か?
②住宅ローンの借入希望額が年収の何倍か?
審査の際、申込者の借入希望金額が妥当な金額であるか、この2点を必ずチェックされます。
ここで気をつけないといけないのは、審査する保証会社や銀行(以下、まとめて「金融機関」といいます。)によって審査基準が様々であることです。
金融機関によっては、審査の際に「審査金利」で返済額を計算することがあります。
「審査金利」とは何でしょうか?
例えば1%の適用金利で住宅ローンを借りるとしても、審査の際には3%の金利で借りたものと仮定して返済額を計算することです。
1%と3%でどのくらいの違いでしょうか?
【例】 借入額2,500万円、35年返済の場合
金利1% 毎月の返済額:70,572円(概算)
金利3% 毎月の返済額:96,213円(概算)
審査金利が3%の場合、96,213円という返済額が年収に対して妥当であるかを見られるということです。
ただし金融機関の審査基準は様々だと述べました。
つまり審査金利で計算されると借入希望額に届かない場合でも、適用金利で審査する金融機関であれば借入希望額満額を借りられる可能性があるということです。
よって上記の例の場合、A銀行では2,300万円までしか審査が通らなかったが、B銀行では2,500万円で審査が通った、ということはよくあることなのです。
当社のご相談者様の中にも、申込み先を変更することによって借入希望額満額で融資承認を獲得し、
マイホーム購入を実現できた方がたくさんおられます。
(ローンやクレジットの返済で延滞したことがある場合)
審査に通らなかった方でも、
・どのような借入の返済で延滞があったのか?
・延滞してしまった理由
・延滞をしたのはいつ頃か?
・延滞の回数は何回か?
・そのローンは今は完済されているか?
・申込む際の資金計画
上記の内容とその説明次第では、他の金融機関で審査に通る場合があります。
ただしそれは、機械による自動審査のウエイトが高いネット銀行や、もともと審査のハードルが高い都市銀行よりも、地元密着型の金融機関(地方銀行、信用組合、ろうきんなど)の方が、そのような事情を考慮してくれるケースが多いといえます。
住宅ローンの申込みをしたけど上記のような理由で審査に通らなかった、またはこれから申込むにあたって不安がある、そのような方はお気軽に当社までご相談ください。
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