銀行のカードローン過剰契約問題について

福岡MPオフィスの松股です。

最近、銀行系カードローンの過剰な契約、過剰な融資が社会問題になりつつあります。

そこで7/12付で、画像の記事をみかけました。

 

 

記事の概略は、多くの銀行がカードローンの契約獲得数などを行員の評価項目にいれているということです。

 

これについては私は以前から知っていました。

以下の画像のように、金融機関によっては、カードローンの契約を住宅ローンの金利引下げの対象としているケースがあるからです。

 

 

以前から多くの金融機関で、住宅ローンの金利引下げ要件項目に「カードローンの新規契約」というのはありました。

最初、私はそれが不思議でした。

 

審査の時は既存のカードローン利用がマイナス評価になるし、承認になったとしても利用中のカードローンの完済や解約が融資の条件として提示されることがよくあります。

しかし審査が終われば、審査の時とは逆に自社のカードローンの契約を勧められるからです。

 

そこで以前担当者に尋ねたところ、カードローンの新規契約獲得が担当者の評価ポイントになるということを知ったのです。

 

今年になって、銀行のカードローン過剰契約が問題としてニュースになることが増えています。

昨年のマイナス金利導入で銀行の収益が悪化したのも、その原因かもしれません。

しかしこれからはカードローン契約に規制が厳しくなることが予想されます。

そうだとすれば、それに変わる新規顧客獲得手段として、住宅ローンのサービス向上を目指して欲しいものだと、私は思っています。

 

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