福岡MPオフィスの松股です。今年も残りわずかとなってきました。
住宅ローンの審査対策については今年一年も数多くの成功事例がありましたが、その中でも最大級の事例をここに挙げたいと思います。
当社に相談に来られる前に数社の審査に通らなかったけど、当社から持込み直して審査通過、無事に決済まで終えた案件です。
お客様サイドで審査に通らなかった大きな原因は以下の2つでした。
①シーアイシーに長期延滞による「異動情報」がある
②勤続年数が短い(事前審査申込み時で勤続3ヶ月)
まず①のシーシアイシーの内容は画像のとおりでした。
これは信販会社の小口の支払い(書面の請求額にもあるようにわずか1,000円)が手違いで出来てなく、住所移転をしていたことで請求書が届かず、信販会社から長期間放置されたうえで「異動」がついたものです。
これについては、以前似たようなケース(普段使っていないクレジットカードの年会費が未納で「異動」になっていたケース)での成功事例があったので、この問題はいくつかの対策をとることで、割りと簡単に解決しました。
問題は②の勤続年数の短さでした。
このような場合は職歴書を提出しますが、過去の転職回数が多く、昨年だけでも転職を2回している状況でした。
そこはマイナスポイントがとても高いので、転職の経緯を銀行側に詳しく説明するとともに、以下の書類を添付しました。
・現在の勤務先の採用条件通知書と労働条件通知書
・申込人様が保有する資格のエビデンス
その結果、申込人様は業務において有効な資格を持ち、採用にあたっての給与が好待遇であることを書面で銀行側に説明することで、勤続年数の短さをカバーすることに成功し、審査に通ることができました。
審査のウィークポイントが2つあるこの申込者様の状況では、申込書に必要な箇所だけを書き、ありきたりの書類を出すだけでは審査にはほぼ間違いなく通りません。
今年の成功事例案件の中でも、かなり難易度が高い案件だったといえるでしょう。