福岡MPオフィスの松股です。
今朝のニュースで、以下の記事を読みました。
「HIS、全社員に特別手当 一人最大10万円」
見出しだけだと良いニュースに見えますが、記事を読むとこれは今年の夏のボーナス支給を見送ったことに対する社員の支援策のようです。
旅行業界全体が非常に厳しい状況とはいえ、大手企業でこのような状況なので、新型コロナ問題の深刻さがあらためて伺えます。
住宅ローンの返済方法には「毎月払いのみ」と「ボーナス併用返済」とがあります。
私自身は、自らボーナス返済で苦しんだことがある経験から、お客様には出来るだけ毎月払いのみでの返済を勧めています。
しかし中には、どうしても毎月返済額を抑えたいとのことからボーナス返済を選択する方もおられます。
新型コロナ問題によってボーナス返済が苦しくなる方は必ず出てくると思います。
その場合、もしも今の住宅ローンの金利が高いようであれば、金利が低い住宅ローンに借り換えを検討してみてはどうでしょうか?
今返済中のローンとの金利差にもよりますが、その際に毎月払いのみにすることで今後の返済がいくらか楽になる可能性はあると思います。
例えば10年前に住宅ローンを取組み、それが以下の内容だとします。
・当初借入金額 3,000万円
・35年返済(残り25年)
・適用金利 2%
・毎月返済額 約66,250円、ボーナス時加算額約199,330円
このケースだと現時点でのローン残高は約2,340万円です。
それを適用金利0.398%(変動金利)で諸経費込みの2,400万円、25年返済で借り換えたとします。
(注)金利は審査によって変わる場合があります。
それで借り換えが出来れば、毎月返済額は約84,060円です。
毎月返済額が従来より約17,810円上がりますが、ボーナス払いはありません。
年間返済額で計算すると約184,940円ほど軽減されます。
上記のケースでは借り換えるローンが変動金利であることと、借り換えにも審査があることをご理解いただかなければなりませんが、ボーナス返済をなくしたい方の参考になればと思います。