福岡MPオフィスの松股です。
先日、ふくおかフィナンシャルグループの銀行(福岡銀行、熊本銀行、十八親和銀行)の住宅ローンが、最長融資期間をこれまでの35年から40年に延長することが発表されました。
これによって、融資実行時の年齢が満41歳までの方であれば、借入期間を40年返済まで選択可能となりました。
なお購入物件が中古マンションの場合、40年返済まで組めるかは購入物件の築年数によって変わるのでご注意ください。
これまで住宅ローンの最長融資期間は「35年」と思われがちでしたが、実は九州ろうきんは以前から最長40年返済で受け付けています。
ただし九州ろうきんの場合は完済時年齢が満75歳までなので、40年返済で取り組めるのは融資実行時の年齢が満35歳までの方です。
また西日本シティ銀行は購入住宅が長期優良住宅であれば最長融資期間を50年までとしています。
ただし完済時年齢は満81歳までであることと、審査で返済比率を見る際は35年返済で借りた場合の返済額から計算されるので、ご注意ください。
近年は若い世代の住宅購入者が増えたことや住宅を買いやすくすることからの変更のようですが、当社のお客様もいわゆる「平成生まれ」の方が増えてきました。
若いうちに住宅ローンを取り組むと完済時年齢が早まるのでそれは良いことなのですが、返済年数が伸びれば当然ながら支払利息や保証料が増えます。
長期の住宅ローンを取り組む際はそのようなことにも注意して、出来ることなら返済途中で一部繰上返済をして返済期間を短縮させていく計画も考えていただきたいものです。
また最長融資期間が延びたことで、これまでより多くの金額を住宅ローンで借りられるケースも出てきます。
ただしこれから住宅購入を考える方は「借りることができる金額」よりも「毎月やボーナス時で返済できる金額」を重視して、借入金額を決めるようにしましょう。