福岡MPオフィスの松股です。
住宅ローンを取り扱うネット銀行の中でも有名な住信SBIネット銀行。
一般的にネット銀行の住宅ローンは、借入者がスマホやパソコンからネット銀行のサイトにアクセスして申し込み、借入者の自力で融資実行までのスケジュールを組み立てて手続きをするものですが、住信SBIネット銀行はネット銀行である一方で、窓口となる代理店を通じての対面手続きにも対応しています。
弊社では以前から住信SBIネット銀行の代理店に対して借入者の事務サポートをした案件が数件ありますが、これまでは依頼者様(借入者)の手続きを代行出来るのは事前審査の申し込みまでで、本審査の申し込みや金銭消費貸借契約では依頼者様に代理店まで出向いていただくというご足労をおかけしていました。
その際私はサポート業務として、代理店への日程の予約、来店する時の同席、金銭消費貸借契約から融資実行までのスケジュール管理などをしていました。
しかしこのたび代理店を変更することで本申込みの手続きも当社が代行出来ることとなり、金銭消費貸借契約では店舗に出向かなくても依頼者様指定の場所で手続きが出来ることとなった次第です。
土地を買って注文住宅を建てる場合ですが、よくあるパターンとしては、①土地を購入、②建物工事の着工時や上棟時に請負金額の〇〇%をハウスメーカーに支払い、というように、建物の完成前に何度か資金が必要になります。
この資金を自己資金から出さない場合は「つなぎ融資」を借りて資金を工面するのですが、ネット銀行では「つなぎ融資」の制度がない銀行が多いのです。
その点において住信SBIネット銀行の場合、「つなぎ融資」ではありませんが「土地先行プラン」という土地の購入時と建物完成時の2回に分けて融資を受けることができるプランがあります。
これによって土地の購入資金を先に借りるのですが、その返済は建物が完成するまでは元金返済が据え置かれて利息のみを返済するという仕組みになっており、現在の家賃との二重負担を軽減できます。
また建物工事の着工時や上棟時の支払いについては、住信SBIネット銀行ではなく代理店による「つなぎ融資」制度があるので、借入者の負担は一般の銀行とさほど変わらないと言えます。
一部では融資実行時の年齢によって金利上乗せの有無があるものの、どの年齢でも金利上乗せなしで「全疾病保障」のサポートがあり、一般的な団体信用生命保険より保障範囲が広いと言えます。
また持病があっても加入できる見込みがある「ワイド団信」の制度もあります。
詳しくはこちらのサイトまで。
https://www.netbk.co.jp/contents/lineup/home-loan/danshin/
およそ2年前、私は専門家紹介サイトで「ネット銀行住宅ローンのメリット・デメリット」というタイトルのコラムを書いています。
https://mbp-japan.com/fukuoka/fmp-office/column/5104659/
そこで私が住信SBIネット銀行住宅ローンの事務サポートをすることで、ネット銀行にありがちなデメリットをカバーできる部分もあるので、そのことについてお話しいたします。
今はショッピングやローンなどのあらゆる分野でネットでの申し込みが出来ます。
しかしそれが住宅ローンとなると契約金額が大きく入力項目も多いこと、いざ申し込むとなると変動金利がよいのか固定金利がよいのかなどの迷いも生じることから、対面ではないことに不安を感じるという声をよく聞きます。
しかし当社が事務サポートをする場合は、申込書に自筆で記入というアナログなやり方ではあるものの、申込書への記入漏れや提出書類の不備を防ぎ、ネットからの申し込みよりも審査結果を早く出せるという利点があります。
また「どの金利にするか」「何年返済で組むのがよいか」なども弊社からのアドバイスを参考に取り組むことも出来ます。
ただし「仕事が自営業である」「過去に延滞履歴がある」「現在返済中のローンがあってその返済金額が大きい」など審査に不安な事項があっても、審査が有利になるよう銀行に説明をするなどのサポートは出来ないことをご承知おきください。
実店舗がある銀行で住宅ローンを借りる場合は「変動金利や固定金利の仕組み」や「もしも途中で返済が困難になったら」などの説明が口頭や書面で行われ、借りる人はそれを理解のうえで住宅ローンのお金を借りる契約(金銭消費貸借契約)をします。
しかしネット銀行の手続は対面ではないため、それらは自分で画面や書面を読んで理解したうえで手続を進めなければなりません。
何千万円というお金を何十年にわたって借りる契約なので、対面で内容確認や相談をしながらの契約が出来ないことに不安を感じるという声をよく聞きます。
しかし弊社で手続きのサポートをする場合は、分からないことやもっと知っておきたいことがあれば対面で確認しながら契約をすることが出来ます。
また住宅ローンは土地と建物に担保設定(抵当権設定)をして借入をすることから、登記申請の必要があります。
よって銀行と金銭消費貸借契約を取り交わすにしても「中古住宅で購入物件に売主の住宅ローンの抵当権が付いている場合」「新築住宅だと表題登記申請のタイミング」によって融資実行が可能な時期が変わるので、正確なスケジュール管理が求められますが、一般の人は住宅ローンの手続きに慣れていない人がほとんどなので、そこに不安を感じる人もいるようです。
弊社の事務サポートであれば、長年の実務経験から正確なスケジュールで融資実行までをリードすることが出来ます。
ネット銀行の住宅ローンの最大の魅力は低金利であることですが、それに対してメリット・デメリットがあります。
「ネット銀行 住宅ローン メリット・デメリット」で検索すると、多くの人たちがコラムや記事を書いています。
銀行のサイトを見るとどうしてもメリットに目が行きがちですが、デメリットもしっかりと把握のうえで取り組むようにしましょう。
そしてデメリットに不安を感じたら、弊社までお気軽にご相談ください。